メディカルダイエット
(ダイエット外来)
メディカルダイエットとは?
医療機関で行う科学的な減量治療
メディカルダイエットとは、医師の診察・指導のもとで行う科学的な減量治療です。
自己流の食事制限や過度な運動に頼る従来のダイエットとは異なり、エビデンスに基づいた薬剤(GLP-1受容体作動薬など)を用いることで、
負担を抑えつつ、より現実的に取り組める減量プランの選択肢が広がります
運動をしても効果が出にくい、食事制限をしても続かない、何度もリバウンドを繰り返してしまうなど、
自己流ダイエットで結果が出なかった方にも医学的なサポートが力になります。
どんな人に向いている治療なのか
- 運動がつらく感じる
- 食事制限をしても継続できない
- ストレスでつい食べ過ぎてしまう
- 年齢とともに代謝が落ちてきたと感じる
- 以前と同じ量を食べても太るようになった
- 何度もリバウンドを繰り返している
メディカルダイエットのメリット・デメリット
メリット
- 体質や生活習慣を踏まえて、一人ひとりに合った治療プランを医師が作成
- 血液検査やカウンセリングを行うため安全性が高く、安心して取り組める
- 激しい運動や過度な食事制限が不要で、普段の生活を大きく変えずに続けられる
- ストレスが少なく、途中で挫折しにくい
- 体質に合わせた無理のない治療で、健康的な減量を目指せる
デメリット
- 使用する薬剤によって、下痢・便秘・吐き気・食欲不振・口の渇き・低血糖などの副作用が出る可能性がある
- 美容・痩身目的の治療は保険適用外のため、継続することで費用負担が発生する
※副作用の程度や出方には個人差があり、治療を続ける中で軽減していく場合が多いです。副作用に不安がある場合は、治療前のカウンセリングで医師にご相談ください。
メディカルダイエットで使われる医療施術
次世代痩身治療 Olla wave(オーラウェーブ)
オーラウェーブ(Olla Wave)は、メスを使わずに脂肪細胞を減少させ、お顔とボディの両方を同時に引き締めることができる最新の痩身治療です。
韓国で話題となっている2.45GHzのマイクロ波技術を活用し、理想のボディラインや小顔効果を目指します。
最大の特徴は、2.45GHzマイクロ波技術を用いることで、皮膚表面へのダメージを最小限に抑えながら、皮下脂肪層へピンポイントにアプローチできる点です。
マイクロ波により破壊された脂肪細胞は老廃物として体外へ排出されるため、リバウンドしにくい持続的な効果が期待できます。
さらに、マイクロ波による熱が真皮層に広がることで、コラーゲン生成が促進され、肌の引き締めやリフトアップ効果も同時に期待できます。
また、痛みやダウンタイムがほとんどない設計のため、施術後すぐに日常生活へ戻ることが可能です。
忙しい方でも無理なく継続できる点も、この治療の大きな魅力といえます。
脂肪燃焼・代謝改善を助ける「ダイエット注射」
ダイエット注射
(L-カルニチン・α-リポ酸・ビオチン)
-
ダイエットや代謝促進をサポートし、健康な体づくりを目指すための美容注射
メディカルダイエットで使われる薬
GLP-1製剤の特徴と選び方
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事をとる刺激によって消化管から分泌されるホルモンの一つで、
血糖値が高いときに膵臓へ働きかけてインスリンの分泌を促します。
また、胃から食べ物が排出される速度をゆるやかにし、食後に血糖を上げるホルモン(グルカゴン)の過剰な分泌を抑えることで、食欲や食事量を減らす作用もあります。
注射タイプ
(マンジャロ・ウゴービ・ゼップバウンド)
マンジャロ
マンジャロは、2型糖尿病治療薬として承認された世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です。
有効成分は「チルゼパチド」という化合物で、
GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)の両方に作用します。
週に1回、決められた曜日に注射することで、脳の食欲中枢に作用し満腹感が得られやすくなります。
また、胃の内容物の排出をゆるやかにすることで、食後の血糖値上昇を抑え、少ない食事量でも満足しやすくなる点が特徴です。
ウゴービ
ウゴービは、日本初の肥満症専用GLP-1受容体作動薬として承認された治療薬で、有効成分は「セマグルチド(遺伝子組み換え)」です。
週に1回、決められた曜日に自己注射することで効果を発揮します。
第Ⅲ相臨床試験(NN9536-4373)では、68週間の投与で平均14.9%の体重減少が報告されており、
これまでの治療薬と比べても高い減量効果を示しました。
また、収縮期血圧は平均6.2mmHg、拡張期血圧は平均2.83mmHg低下するなど、血圧の改善効果も確認されています。
ゼップバウンド
ゼップバウンドは、マンジャロと同一成分であるチルゼパチド(GIP/GLP-1受容体作動薬)を有効成分とし、
欧米を中心に50以上の国・地域で承認されている肥満症治療薬です。
日本では2024年12月に肥満症治療薬として承認され、2025年3月より販売が開始されました。
週に1回、決められた曜日に自己注射することで、食欲抑制および体重減少効果が期待できます。
2022年に米国イェール大学医学校のJastreboff氏らが報告した第III相無作為化二重盲検比較試験SURMOUNT-1では、
ゼップバウンドが72週間にわたり肥満患者の体重を大幅に減少させることが示されました。
ゼップバウンド投与群では、5mgで-15%、10mgで-19.5%、15mgで-20.9%の体重減少が認められました。
さらに、その後の長期解析では、176週間の投与と17週間の休薬期間を含む約3年間にわたり効果が持続し、長期的な減量維持が確認されました。
176週時における平均体重変化は、5mgで-12.3%、10mgで-18.7%、15mgで-19.7%と報告されています。
内服タイプ(リベルサス)
リベルサス
リベルサスは、2型糖尿病治療薬として承認された世界初の経口GLP-1受容体作動薬です。
有効成分は「セマグルチド(遺伝子組み換え)」で、
1日1回の経口投与で効果が持続するため、注射に抵抗がある方にも選ばれやすい治療の選択肢です。
効果を十分に発揮させるためには、空腹時に服用することがポイントです。
空腹の状態でコップ半分の水とともに1錠を飲み込み、服用後30分間は飲食や他の薬の服用を控える必要があります。
コレステロール吸収阻害薬
(ゼチーア・ゼニカル)
エゼチミブ(ゼチーア)
ゼチーアは、有効成分「エゼチミブ」を含む脂質異常症治療薬で、小腸におけるコレステロールの吸収を抑える作用があります。
食事由来のコレステロールに加え、肝臓で作られて腸に分泌されるコレストロールの吸収も抑制できます。
これにより、血中コレステロール値の改善が期待できるだけでなく、
脂質の過剰な蓄積を抑えることで体脂肪の減少につながると考えられています。
特に、食事量を大きく変えなくても脂質吸収を抑えることが出来る点は、無理のないダイエットを目指す方にとって効率的です。
さらに、食事療法や運動療法と併用することで、体重減少を目指す治療の一助となります。
また、コレステロール値が改善されることにより動脈硬化の進行を防ぐことができ、
心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患リスクの軽減も期待されています。
オルリファスト(ゼニカル)
ゼニカルは、有効成分「オルリスタット」を含む脂肪吸収阻害薬に分類される肥満症治療薬です。
アメリカ食品医薬品局(FDA)により承認され、欧米を中心に100か国以上で使用実績があります。
日本国内では肥満治療薬としては承認されていませんが、同一成分を含むOTC医薬品として「アライ」という商品が承認されています。
ゼニカルの有効成分であるオルリスタットは、食事中の脂肪を分解する酵素「リパーゼ」の働きを抑制します。
その結果、摂取した脂質の約30%が体内に吸収されず、24~48時間以内に便とともに排出されるとされています。
脂質は三大栄養素の中でも特にカロリーが高いため、脂肪の吸収を抑えることで、総摂取カロリーを自然に減らし、体重管理をサポートできます。
尿から糖の排出を促すSGLT2阻害薬
(フォシーガ)
フォシーガは、SGLT2阻害薬に分類される薬です。
腎臓に作用し、血液中で一度ろ過されたブドウ糖が再び体内に戻るのを抑え、尿として排泄させる働きがあります。
これにより、体内の余分な糖(カロリー)を体外へ排出することが可能となります。
ブドウ糖は日常生活を送る上で重要なエネルギー源ですが、体内で利用できる糖が不足すると、身体は脂肪を分解してエネルギーを作ります。
その結果、皮下脂肪や内臓脂肪が分解され、体重の減少につながると考えられています。
また、尿中への糖排泄に伴って体内の水分量が調整されることで、心臓や腎臓への負担を軽減する作用があり、
血糖コントロールだけでなく、心臓や腎臓を保護する効果も期待できます。
肝臓での糖新生を抑制する血糖降下薬(メトホルミン)
メトホルミンは2型糖尿病の治療に広く用いられている「ビグアナイド系」薬剤で、
60年以上にわたり世界中で使用されてきて実績のある、安全性と有効性が確立された薬です。
主な作用機序は、肝臓での糖新生(糖質以外の物質からグルコースを生成すること)を抑制することにより血糖値の上昇を防ぎます。
加えて、消化管からの糖吸収を抑え、体内でのインスリンの感受性を高める作用もあります。
低血糖を起こしにくく、体重増加を招きにくいことから、肥満を伴う方の治療にも用いられています。
また、食欲抑制やインスリン分泌の促進に関与するGLP-1の分泌を増やす作用があることも報告されています。
さらに、便中へブドウ糖を排泄させる作用や腸内細菌を整える働きもあるため、
総合的なダイエットの補助として効果があると考えられています。
糖の吸収を緩やかにする食後高血糖改善剤(ボグリボース)
ボグリボースは、食後高血糖の改善や耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制を目的として使用される食後過血糖改善剤です。
小腸の粘膜に存在するα-グルコシダーゼは、食事から摂取した炭水化物をブドウ糖へ分解する消化酵素です。
ボグリボースはこの働きを阻害することで、炭水化物の分解・吸収を遅らせる作用があります。
その結果、ブドウ糖が血液中へ急激に吸収されるのを抑え、食後血糖値の急上昇(血糖スパイク)を防ぐ効果が期待できます。
食後に血糖値が急激に上昇すると、それを下げるためにインスリンが多量に分泌されます。
インスリンが過剰に分泌されると、糖が脂肪細胞に取り組まれやすくなり、肥満につながる要因となります。
ボグリボースは糖の吸収を緩やかにすることで血糖値の急上昇を防ぎ、
インスリンの過剰分泌を抑えるため、脂肪が蓄積されにくい状態をつくります。
診療の流れ
| ①WEBまたはお電話 (TEL:06-6379-5530)にてご予約 受診を希望される方は、当院のWEB予約またはお電話よりご予約ください。初診の方もお気軽にお問い合わせいただけます。 |
⇩
| ② 医師によるカウンセリング (状態評価・治療方針の確認) 現在の体調・既往歴・生活習慣・これまでのダイエット歴を確認します。必要に応じて血液検査等を行い、肥満症の有無や合併疾患の状態を評価したうえで、メディカルダイエットが適しているかを判断します。 |
⇩
|
③ 治療開始後のフォローアップ |
薬の副作用と注意点
使用する薬剤によって、下痢・便秘・吐き気・食欲不振・口の渇き・低血糖などの副作用が出る可能性があります。副作用の程度や出方には個人差があり、治療を続ける中で軽減していく場合が多いです。副作用に不安がある場合は、治療前のカウンセリングで医師にご相談ください。
料金表
診察料
| 初診料 | 3,000円(税込) |
|---|---|
| 再診料 | 1,500円(税込) |
| 自己注射指導管理料(注射用製剤のみ) | 2,000円(税込) |
リベルサス
| 3mg/30日分 | 7,700円(税込) |
|---|---|
| 7mg/30日分 | 16,500円(税込) |
マンジャロ
| 2.5mg/4本 | 19,800円(税込) |
|---|---|
| 5mg/4本 | 40,000円(税込) |
ゼップバウンド
| 規格 | 2本/半月分(税込) | 4本/1か月分(税込) |
|---|---|---|
|
2.5mg |
12,400円 | 24,800円 |
|
5.0mg |
19,400円 | 38,800円 |
|
7.5mg |
24,900円 | 49,800円 |
|
10.0mg |
28,400円 | 56,800円 |
|
12.5mg |
29,400円 | 58,800円 |
|
15.0mg |
31,400円 | 62,800円 |
ウゴービ
| 規格 | 2本/半月分(税込) | 1か月タイプ(税込) |
|---|---|---|
|
0.25mg
|
11,000円 ※出荷調整中 |
22,000円 |
|
0.5mg
|
16,500円 | 33,000円 |
|
1.0mg
|
22,000円 |
44,000円 |
|
1.7mg
|
27,500円 |
55,000円 |
|
2.4mg
|
33,000円 | 66,000円 |
エゼチミブ(ゼチーア)
| 10日分 | 1,500円(税込) |
|---|---|
| 30日分 | 4,000円(税込) |
オルリファスト(ゼニカル)
| 1錠 |
350円(税込) |
|---|---|
| 10錠 | 3,200円(税込) |
ダパグリフロジン(フォシーガ)
| 5mg/30日分 | 5,500円(税込) |
|---|
メトホルミン(メトグルコ)
| 250mg/30日分 | 1,980円(税込) |
|---|---|
| 500mg/30日分 | 2,980円(税込) |
ボグリボース
| 0.2mg/30日分 | 3,300円(税込) |
|---|
医療用漢方
| 防風通聖散 | 3000円(税込)/1日3包・14日分 |
|---|---|
| 防已黄耆湯 | 3000円(税込)/1日3包・14日分 |
