L-カルニチン
エネルギーと代謝の向上をサポートする、健康と活力のパートナー
L-カルニチンは、体内で産生されるアミノ酸の一種で、肝臓や腎臓において生合成され、脂肪酸をミトコンドリアに運ぶ役割を担います。これにより、エネルギー生産が促進され、疲労回復や持久力の向上に貢献します。脂肪酸はL-カルニチンなしではミトコンドリア内を単独では通過できないため、脂肪の燃焼においてL-カルニチンは必要不可欠な必須アミノ酸といえます。脂肪燃焼に欠かせないL-カルニチンを投与することで、基礎代謝を上げ脂肪消費量を増やし、セルライトの分解を促進し、太りにくい体質へと導きます。また、L-カルニチンは、心臓の健康維持や筋肉の機能サポートにも重要な役割を果たします。
L-カルニチンの役割
① 脂肪燃焼とエネルギー生産
L-カルニチンは、脂肪酸をミトコンドリアに運び、エネルギーに変換するプロセスをサポートします。これにより、脂肪燃焼が促進され、ダイエットや体重管理に役立ちます。また、エネルギー生産が効率化されることで、疲労感の軽減や持久力の向上が期待できます。
② 心臓の健康維持
L-カルニチンは、心筋のエネルギー生産を助け、心臓の機能をサポートします。心疾患において、L-カルニチンの補給が血圧の低下や慢性炎症の軽減等に役立つことが知られています。また、冠動脈疾患や慢性心不全等の重度の心疾患においても、症状の改善効果が報告されています。心筋内に貯留されたL-カルニチンが、心筋ミトコンドリアを脂肪酸から保護し、脂肪酸を基質としたATP合成によって小胞体への十分なATP供給が可能となり、特に運動中の脂肪酸由来の不整脈発症予防にも、貢献している可能性が示唆されています。
③ 減量効果と運動パフォーマンス向上
L-カルニチンは、脂肪酸を効率的にエネルギーに変換することで、脂肪燃焼を促進し、減量をサポートします。さらに、筋肉への酸素供給を高め、持久力を向上させることで、運動中のパフォーマンスを向上させる効果が期待できます。また、運動後の筋肉痛を軽減し、回復を早めることで、アスリートや日常的に運動を行う方にとって理想的なサポートを提供します。
L-カルニチンは、身体の中で生成できる量はごく微量であり、またその量も年齢とともに減少していきます。また、L-カルニチンは骨格筋や心筋に多く存在するため、骨格筋量の少ない乳幼児や女性、高齢者などはL-カルニチンが不足しがちな傾向にあります。
さらに、L-カルニチンが多く含まれている肉類や、L‐カルニチンを体内で合成する際に必要なビタミンCなどの栄養素が多く含まれる野菜や果物が不足している方もL-カルニチンが不足しやすいため、必要十分な量を摂取するためにはバランスのよい食生活が重要です。
生体内では主に肝臓で合成されますが、加齢に伴いその合成能は低下することもあって、サプリメントとしての摂取やL-カルニチンを多く含む食品、赤身の牛肉などの摂取が必要とされます。
どんな人におすすめ?
- ダイエットや体重管理をしたい方
- 疲労感が続き、体力低下を感じている方
- 心臓の健康を維持したい方
- 運動中の持久力を向上させたい方
- 筋肉の疲労を軽減し、回復を早めたい方
- 運動しているけれど、体重が落ちないと思っている方
さらに、L-カルニチンが多く含まれている肉類や、L‐カルニチンを体内で合成する際に必要なビタミンCなどの栄養素が多く含まれる野菜や果物が不足している方も、L-カルニチンが不足しやすいため、必要十分な量を摂取するためにはバランスのよい食生活が重要であることがわかります。
注意事項
L-カルニチンの摂取は一般的に安全とされていますが、摂取するほど身体によいというわけではありません。当院ではL-カルニチンの1日あたり上限摂取量を1000mgと推奨しております。過剰摂取により吐き気、胃の不快感等の主に消化器症状の副作用が認められるケースがあります。L-カルニチンを摂取する際は、医師や専門家の指導に従うことが重要です。特に、既存の健康問題や薬を服用している方は、事前に医師にご相談ください。
注射方法・投与量
初回は医師の診察を受けていただき、問題なければ点滴療法開始となります。
2回目からは診察なしで施術可能です。
静脈注射での投与時間は2~3分程度となります。
※生理食塩水に混合して点滴静注をご希望の場合は、別途¥550(税込)で投与可能です。(その他オプションで薬剤追加可能)
価格
エルカルチンFF静注1000mgシリンジ5ml | 1Aあたり1000円(税込) |
※生理食塩水に混合して、点滴静注での投与も可能です(別途¥550追加)
初診料は1,500円(税込)になります。2回目以降は診察料等は一切かかりません。
※厚生労働省が認可した病名以外の方は自費での治療となり、ダイエット点滴目的でのL-カルニチン投与は保険適応外となります。当院では自費診療のみでの取り扱いとなります。あらかじめご了承ください。