エネルギー代謝と抗酸化作用の鍵となる、健康と若々しさのサポーター

α-リポ酸（チオクト）は、体内で生成される抗酸化物質であり、細胞のミトコンドリア内で働く補酵素の一種です。ミトコンドリア内での熱エネルギー産生高めて、新陳代謝を高め、体脂肪の増加を抑制すると言われています。また、水溶性と脂溶性の両方の性質を備えているため、体内のすべての細胞や組織で機能し、強力な抗酸化作用を持ちます。活性酸素を中和することで、細胞の酸化ストレスを軽減し、血糖値の低下、炎症の軽減、皮膚の老化防止、神経機能の改善など、さまざまな健康上の利点をもたらします。α-リポ酸は人間の体内でも生成されていますが、その量は極微量であり、十分な量を摂取するには経口投与・点滴などで補うことが推奨されます。

α-リポ酸の役割

① エネルギー代謝の促進

α-リポ酸は、ミトコンドリア内でのエネルギー産生を助ける役割を果たします。これにより、疲労感の軽減や持続的なエネルギー供給が期待できます。特に、食事から摂取した栄養素を無駄なく利用するため、ダイエットや体力維持にも役立ちます。

② 強力な抗酸化作用

α-リポ酸は活性酸素を中和し、細胞の酸化ダメージを防ぎます。通常の抗酸化物は水溶性か油性かのどちらかですが、α-リポ酸は分子が小さいので、細胞膜の内側や体内のあらゆる場所で作用し、紫外線や肌のストレスによるしみやたるみなどの老化の原因となる、酸化ダメージを食い止めます。これにより、肌の老化防止や、紫外線によるダメージからの保護効果が期待できます。さらに特徴的なのは、それ自体に強い酸化防止作用があるだけでなく、他のビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10、グルタチオンなど、一度使われた抗酸化物を体の中で再びリサイクルさせる働きがあることも発見されています。

③ 血糖値のサポート

α-リポ酸は、インスリンの感受性を高め、血糖値の調節をサポートします。これにより、糖尿病やメタボリックシンドロームの予防・改善に役立つことが知られています。特に、食後の血糖値上昇を緩やかにする効果が期待できます。また、α-リポ酸は30～40歳頃から著しく低下することが知られており、新陳代謝の低下、いわゆる「中年太り」の原因となります。そこで、減少したチオクト酸を補う事で体脂肪の増加を抑え、ダイエット効果が期待できます。

④ 神経機能のサポート

α-リポ酸は、神経細胞の保護や修復に役立つことが研究で示されています。これにより、神経痛やしびれの緩和、認知機能の維持に貢献します。特に、糖尿病性神経障害の症状改善に効果があるとされています。

どんな人におすすめ？

• 血糖値をコントロールしたい方
• 糖尿病をはじめ、様々な生活習慣病の予防をしたい方
• エネルギー不足や疲労感を感じている方
• 体脂肪減少やダイエットを目標とする方
• 抗酸化作用によるアンチエイジング効果を求めている方
• 肌の健康や若々しさを保ちたい方
• むくみや冷え性の改善を期待する方
• 神経機能の健康維持を目指す方

注意事項

α-リポ酸は適切に摂取すれば安全性が高いと考えられますが、過剰摂取により胃の不快感や軽度の消化不良を引き起こす場合があります。また、チオクト酸を特定の遺伝的素因を持った方が摂取した場合、インスリン自己免疫症候群を引き起こし、低血糖発作を起こす可能性があります。症状としては発汗、冷や汗、手足の震え、動悸、めまい、意識障害などです。このような症状が出た場合には、速やかに摂取を中止し、医療機関で医師の診察を受けるようにしてください。点滴などで接種した場合、まれに注射部位の疼痛・発赤や悪寒、発熱、発疹、下痢、食欲不振、頭痛、めまい、心悸亢進等が起こることがあります。妊娠中や授乳中の方は摂取することができません。

適切な摂取量を守り、医師や専門家の指導に従うことが重要です。特に、既存の健康問題や薬を服用している方は、事前に医師にご相談ください。

注射方法・投与量

初回は医師の診察を受けていただき、問題なければ点滴療法開始となります。

２回目からは診察なしで施術可能です。

静脈内、筋肉内又は皮下投与となり、投与時間は1~2分程度となります。
※生理食塩水に混合して点滴静注をご希望の場合は、別途￥550(税込)で投与可能です。（その他オプションで薬剤追加可能）

価格

チオクト酸静注25mg 5ml

1Aあたり1000円（税込）

※生理食塩水に混合して、点滴静注での投与も可能です(別途￥550追加)
初診料は1,500円（税込）になります。2回目以降は診察料等は一切かかりません。

※厚生労働省が認可した病名以外の方は自費での治療となり、ダイエット・美容目的でのα-リポ酸投与は保険適応外となります。当院では自費診療のみでの取り扱いとなります。あらかじめご了承ください。