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心肥大・心拡大について

心肥大とは、心臓の筋肉(心筋)が分厚くなることをいいます。その結果、全身に血液を送り届けるという心臓のポンプ機能が低下し、心不全を呈します。よく健診や人間ドックなどのレントゲン撮影で心肥大を指摘されたと、循環器内科を受診される方がいます。心胸郭比(胸郭に対する心陰影の比率)が拡大していると、結果上は心肥大と記載されることがあると思いますが、医学的には心肥大と心拡大は別の病態として捉えます。

心肥大

心肥大とは、心臓の筋肉(心筋)が肥大する病態を指す医学的な用語です。通常、心臓の筋肉は収縮と弛緩を繰り返し、血液を体中に送り出すために働きます。しかし、さまざまな原因により、心臓の筋肉の壁が過度に肥厚することがあります。心肥大が進行すると徐々に心筋の線維化が起こり、収縮力が低下した結果、心不全が生じます。心肥大と表現した場合、主に左室肥大を表すことが一般的です。心臓は4つの部屋(右心房、右心室、左心房、左心室)で構成されており、肺から送られてきた酸素を多く含んだ血液を、全身に送り出す最も重要な役割を果たしているのが左心室です。左室肥大を起こす原因として、最も多いのが高血圧です。高血圧などの生活習慣病に伴い、大動脈弁狭窄症などの弁膜症を発症しても、その影響で心肥大を引き起こすことがあります。その他、肥満や肺疾患、心筋症などでも心肥大を呈することがあるため、心肥大を指摘された際は一度、循環器内科受診され、精密検査されることをお勧めします。

心拡大

心拡大とは、心臓の内腔が大きいことをいいます。内腔とは心臓を構成する4つの部屋(右心房、右心室、左心房、左心室)のうち、主に左心室の内腔を指すことが一般的です。胸部レントゲン撮影にて心拡大と指摘された場合、心胸郭比(胸郭に対する心陰影の比率)が50%以上、つまり心臓の大きさが胸の大きさの半分以上であることを意味します。ですが、胸腔内の心臓の位置関係でたまたま心臓が大きく見えてしまった可能性などもあるため、心拡大を指摘された際は、心臓超音波検査をして内腔拡大の有無を再確認することが必要となります。実際に心拡大を認めた場合、心筋の壁運動低下や左心房の拡大、弁膜症など心疾患が隠れている可能性が高いため、健診や人間ドックで異常を指摘された際は、早めに循環器内科受診をされることをお勧めします。

心肥大・心拡大の検査および診断

心肥大や心拡大を指摘された際は、心臓や肺の病気を早期発見するためにも、早めの専門医受診をお勧めします。主な検査としては、採血や心電図、胸部レントゲン撮影、心臓超音波検査、さらに精密検査が必要な場合は、大きな医療機関で心臓カテーテル検査や心臓MRI検査などが行われます。

当院では、これらの心臓病の診断に必要な検査を行うことができます。カテーテル検査やさらに精密な画像検査が必要と判断した場合、連携医療機関へのご紹介をさせて頂きます。

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